遺品整理の見積もりで失敗しない!注意点〜依頼までの流れを紹介

2025年10月30日
ダンボールを梱包する男性

遺品整理に「どのくらい費用がかかるのか」「どんな項目が含まれているのか」「複数社の見積もりはどう比較すればいいのか」など、疑問を持つ方もいらっしゃるでしょう。

遺品整理を業者に依頼する際、最初のステップとなるのが見積もりです。

遺品整理の見積もりでは、作業内容・人員数・部屋の広さ・荷物量などによって金額が異なります。

本記事では、遺品整理の見積もりに関する基本知識から、費用相場、見積もりの流れまでわかりやすく解説します。

あわせて、遺品整理を見積もりする際の注意点や安くするコツについてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者

遺品整理・買取URIKO代表 小野寺 崇

【保有資格・許認可】
遺品整理士認定協会 優良事業所認定 遺品整理士
古物商許可 東京都公安委員会 第304382118084号
一般社団法人日本リユース機構準会員

東京都新宿区四谷で10年。遺品整理・買取で年間買取実績1,200件超の実績があるURIKO。多くのご遺族が「価値がわからない」「どこに頼めばいいか不安」という悩みを抱えながら、故人の大切な品々を仕方なく処分してしまう現状を目の当たりに。ご遺族の心に寄り添う丁寧な遺品整理と、お品物の価値を正しく見出す専門的な買取を両立したサービスを提供するため、URIKOを設立しました。

「ご遺族の負担を少しでも軽くし、故人の想いを次の価値へと繋ぐ」を信条に、日々お客様と向き合っています。

目次

遺品整理の見積もりとは

遺品整理の見積もりとは、業者が現場の状況を確認し、作業内容・人員・処分量などに応じて算出する概算費用のことです。

費用の可視化とトラブル防止が主な目的で、依頼前にどの業者も行います。

依頼する側は、複数業者で相見積もりを取ることで、費用相場やサービス内容の違いを比較できるのもメリットです。

見積もり時は、口頭だけの説明ではなく、必ず書面やメールで明細を確認し、契約前に不明点を解消しておくと、後々のトラブル回避につながります。

遺品整理の料金相場

オプションとして、お焚き上げ(ご供養)・リフォーム・買取査定・ハウスクリーニングなどがあり、依頼内容によって料金が変動します。

下記は、間取り別の費用相場の目安です。

間取り費用相場作業時間人員
1R/1K3〜8万円前後約2〜3時間2〜3名
1DK/2K5〜12万円前後約3〜4時間2〜3名
1LDK/2DK7〜20万円前後約4〜6時間3〜4名
2LDK/3DK12〜40万円前後約5〜8時間4〜5名
3LDK/4DK17〜50万円以上約8〜10時間5〜6名

地域や作業条件によって多少の差はあり、特殊清掃やゴミ屋敷状態の場合は、通常より10〜30%高くなるケースもあります。

見積もり時には、処分量や追加オプションの有無をしっかり確認しておきましょう。

遺品整理の見積もり方法

遺品整理の見積もり方法には、2種類あります。

  • 訪問見積もり
  • オンライン見積もり(電話・メール・LINE)

現場の状況や依頼者の都合によって最適な方法は異なります。ここでは、それぞれの特徴と流れについて解説します。

訪問見積もり

訪問見積もりは、業者スタッフが実際に現場へ訪問し、荷物の量や搬出経路、駐車スペース、建物の階層、大型家具の有無などを直接確認する方法です。

現場を見ながら作業範囲や処分方法を細かくヒアリングできるため、正確な見積もりが取れるのが特徴です。

とくに、荷物が多い一軒家やゴミ屋敷状態の現場、または特殊清掃が必要な場合には、訪問見積もりが必須となります。

訪問見積もりの流れは以下の通りです。

  1. 業者へ問い合わせを行う
  2. 訪問日時を調整
  3. 現地でスタッフが荷物量や作業範囲を確認
  4. 見積書を受け取り、内容をチェック
  5. 納得したら契約・作業日程を確定

所要時間は30〜60分程度が一般的です。立ち会いが難しい場合でも、鍵預かり対応や代理人立ち会いサービスを提供する業者もあります。

電話・メール・LINEなどオンラインでの見積もり

オンライン見積もりは、現地訪問が難しい人や遠方在住者に向いた手軽な方法です。

業者に電話やメール・LINEなどで連絡し、部屋の間取りや荷物量、作業希望日などの情報を伝え、写真または動画を送って概算見積もりを受け取る形式が一般的です。

一般的な依頼の手順は次の通りです。

  1. 業者に連絡(電話・メール・LINEなど)
  2. 荷物量・部屋数・間取り・希望作業日を伝える
  3. 部屋全体や大型家具、押入れ・ベランダなどの写真や動画を送付
  4. 業者が内容を確認し概算費用を提示

オンライン見積もりのメリットは、訪問の手間がかからず短時間で複数社の比較ができる点です。

一方で、写真だけでは搬出経路や重量物の状況がわかりにくく、実際の費用と差が出る可能性があるため、確定前に訪問確認を併用するようにしましょう。

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遺品整理業者に見積もりをする3つのメリット

遺品整理をスムーズに進めるためには、まず見積もりを取ることが大切です。

見積もりを通じて、作業範囲や費用感を明確にできるだけでなく、業者の信頼性や対応品質を見極める判断材料にもなります。

ここでは、遺品整理業者に見積もりを依頼する3つの主なメリットを紹介します。

  • プロによる正確な費用と作業内容の把握ができる
  • 不用品の買取・供養などを一括対応できる
  • 作業負担・トラブルリスクを軽減できる

プロによる正確な費用と作業内容の把握ができる

遺品整理業者は、現地で荷物量や搬出経路、家屋構造などを丁寧に確認した上で見積もりを実施します。

プロによる見積もりのため、追加費用が発生しにくく、実際の作業に近い正確な費用を把握できます。

見積書には、費用の内訳が明記されるため、作業範囲が可視化され、どこまで対応してもらえるのかが明確です。

プロの判断に基づいた見積もりは、初めて遺品整理を行う方にとっても安心材料になるでしょう。

不用品の買取・お焚き上げ(ご供養)などを一括依頼できる

遺品整理士資格を持つ専門業者の多くは、不用品の買取やお焚き上げ(ご供養)、清掃などをワンストップで提供しています。

そのため、複数の業者に依頼する手間が省け、スムーズかつ効率的に整理を進められます。

また、家具や家電、貴金属、ブランド品などの再利用可能な品を査定してもらうと、実質的な費用を軽減できるのもメリットです。

買取金額をその場で相殺することにもつながり、見積もり金額を実質1〜3万円以上下げられる場合もあります。

さらに、お焚き上げ(ご供養)にも対応する業者であれば、故人への敬意を保ちながら整理を進められるため、安心して依頼できるでしょう。

遺品を処分するだけでなく、他のオプションと同時にまとめて依頼できるのは、遺品整理業者に依頼するメリットといえるでしょう。

作業負担・トラブルリスクを軽減できる

遺品整理を自力で行う場合、仕分けや搬出、処分、細かい手続きなどに労力と時間をかけなければいけません。

専門業者に依頼すれば、作業を一括で任せられるため、作業負担・心身の負担を軽くできます。

また、自力作業では家具の破損や近隣への騒音トラブル、不適切な廃棄による行政指導などが起こりやすいですが、業者に任せれば法令に基づいて安全かつ適正に処理してもらえます。

とくに、廃棄物処理法・古物営業法を遵守する業者であれば、不法投棄や個人情報漏えいのリスクもありません。

精神的にも、第三者が作業に入ることで冷静に判断しやすく、感情的な負担を減らしながら整理を進められます。

作業負担・トラブルリスクを軽減したい方は、遺品整理業者に依頼しましょう。

遺品整理業者に見積もりをする3つのデメリット

遺品整理業者に見積もりを依頼することには多くのメリットがありますが、デメリットもいくつかあります。

ここでは、依頼者が後悔しないために事前に知っておくべき3つのデメリットを解説します。

  • 業者によって費用や対応に差がある
  • 見積もり時に立ち会いが必要な場合がある
  • 悪質業者による追加請求や不法投棄のリスクがある

あらかじめデメリットを理解しておくことで、悪質業者とのトラブルや無駄な出費を防げます。

それぞれのデメリットについて順番に見ていきましょう。

業者によって費用や対応に差がある

遺品整理は、同じ間取りや同じ荷物量でも、業者によって見積もりに10万円以上の差が出ることがあります。

金額に乖離が出る理由には、業者のサービス体系や経営方針の違いが挙げられます。

そのため、見積もりを依頼する際は、料金に何が含まれているか・追加費用が発生する条件を必ず確認することが大切です。

3社以上の相見積もりを取ることで、相場の偏りを防ぎ、信頼できる業者を見極めやすくなります。

無駄な出費を減らすという意味でも、いくつかの業者に相見積もりを取るようにしてください。

見積もり時に立ち会いが必要な場合がある

遺品整理の正確な見積もりを行う際には、現地訪問と立ち会いが必要なケースがあります。

スタッフが現場を確認し、荷物量や搬出経路を把握してから見積もり金額を提示するため、立ち会いがないと正確な判断が難しくなるのです。

さらに、遠方に住んでいる遺族や多忙な方にとって、立ち会いは負担となることもあるでしょう。

現地訪問が難しい場合は、立ち会い不要のプランを提案してもらうことで、時間的な負担を軽くできます。

とはいえ、立ち会いには、故人との思い出に改めて触れる時間や気持ちを整理する側面もあります。

故人との時間をあまり取れていない方であれば、あえて立ち会いの時間を作ってみることも選択肢として入れておきましょう。

悪質業者による追加請求や不法投棄のリスクがある

一部の悪質業者では、不当な追加請求を行うケースがあります。

さらに、廃棄物処理業の許可を持たずに回収を行い、不法投棄や個人情報の流出といったトラブルに発展することもあります。

悪質業者による被害を防ぐためには、以下の点を必ず確認しましょう。

  • 遺品整理士認定協会の優良事業所認定を受けているか
  • 古物商許可・一般廃棄物収集運搬許可を保有しているか
  • 見積書に「追加費用なし」または「追加条件が明示」されているか
  • 作業中の破損に備えた損害賠償保険に加入しているか

それぞれの基準を満たす業者を選べば、不当請求や違法処理のリスクを軽減できます。

とくに、口コミや実績を確認し、説明が丁寧で誠実な対応をしてくれる業者を選ぶことが重要です。

遺品整理で見積もりの取り方・流れ

遺品整理を依頼する際はプロセスを理解しておくことで、費用のブレを防ぎ、信頼できる業者を見極められます。

ここでは、見積もりを取る際の具体的な手順とポイントを解説します。

  • 見積もり前に準備しておくことを整理する
  • 業者を探して依頼する
  • 見積もり結果を比較して依頼先を決める

見積もり前に準備しておくことを整理する

見積もりを依頼する前に、現場の状況や希望条件を整理しておくことが大切です。

事前に準備をしておくことで、業者が正確な費用を算出しやすくなり、後からのトラブルを防げます。

見積もり前には、以下の項目をあらかじめ自身でまとめておきましょう。

  • 整理する部屋・建物の間取りと広さ(例:2DK・一軒家・マンションなど)
  • 荷物の量と種類(家具・家電・衣類・書類・仏壇など)
  • 買取・供養・清掃の希望有無
  • 搬出経路や駐車スペースの有無
  • 作業希望日/立ち会い可能日

写真や動画をスマートフォンで撮影しておくと、オンライン見積もり時にも役立てられます。

また、相続放棄や法的な判断が関わる場合は、弁護士や行政書士など専門家への相談も検討しておくと安心です。

遺品整理の見積もり前には、こちらから提示できる情報や固めておくべき要件をまとめておくとスムーズに依頼を進められるでしょう。

業者を探して依頼する

次に、信頼できる遺品整理業者を複数社ピックアップして見積もりを依頼します。

最低でも3社以上に依頼することで、価格の妥当性とサービス内容を比較しやすくなります。

業者選定時に確認しておきたい主なチェックポイントは以下の通りです。

  • 遺品整理士認定協会の「優良事業所認定」を受けているか
  • 古物商許可・一般廃棄物収集運搬許可を保有しているか
  • 見積もりや問い合わせ時の対応が丁寧かどうか
  • 口コミ・評判・実績(Googleレビューや専門サイト)

依頼の際は、訪問見積もり・電話・LINE・メールなど、自分に合った方法を選びましょう。

訪問見積もりでは、現地確認のあとに見積書(内訳・総額・追加条件明記)を受け取ることも大切です。

「見積もり無料・キャンセル料不要」の業者を選べば、費用を無駄にせず比較がしやすくなります。

見積もり結果を比較して依頼先を決める

見積書が出揃ったら、金額だけでなく内容の内訳をしっかり比較します。

とくに、以下の3つのポイントを中心にチェックしましょう。

  1. 作業範囲:仕分け・搬出・清掃などはどこまで含まれているか
  2. 追加料金の有無:階段作業・夜間作業・駐車料金などの条件はいくらか
  3. スタッフ人数・作業時間:人数や作業時間は他と遜色がないか

丁寧な見積もりと透明な対応をしてくれる業者こそ、安心して任せられるパートナーです。

上記に加え、「対応の丁寧さ」「説明の明瞭さ」「信頼性」も加味して総合的に選ぶことが大切です。

契約前には、書面を確認し、口頭説明だけで進めないよう注意しましょう。

遺品整理見積もり時の5つの注意点

遺品整理の見積もりを依頼する際は、価格だけで判断しないことも大切です。

見積もり書の内容や業者の対応次第で、後から高額請求や不法投棄などのトラブルに発展することもあります。

ここでは、見積もり時にとくに注意すべき5つのポイントを紹介します。

  • 追加費用の条件を確認しておく
  • 相見積もりを取る
  • 訪問見積もりをする
  • 安すぎる見積もり業者には注意する
  • 業者の口コミ・評判を確認しておく

追加費用の条件を確認しておく

見積もり書には、どの条件で追加費用が発生するのかが明記されているかを必ず確認しましょう。

事前に確認しておかないと、作業当日に「想定外の荷物が多かった」「車が停められない」などの理由で追加請求されるケースがあります。

代表的な追加費用の例は以下の通りです。

  • 階段搬出費(エレベーターなし)
  • 駐車スペース・搬出経路の制約
  • 仕分け・分別作業の延長
  • 特殊清掃・消臭・害虫駆除費

必ずこれら全てが追加費用になるというわけではなく、各業者が見積もり時に提示されるケースがあります。

「総額固定」や「追加費用なし」と明記されている業者を選ぶと、安心して依頼できるでしょう。

相見積もりを取る

1社だけで即決するのではなく、いくつかの業者から相見積もりを取るようにしましょう。

同じ2LDKの部屋でも、業者によって価格差が出ることもあります。

比較する際は、単純な金額ではなく以下の観点を確認してください。

  • 作業範囲(仕分け・搬出・清掃・供養・買取など)
  • オプション内容と費用(供養・リサイクル・特殊清掃など)
  • スタッフ人数や作業時間の見積もり

複数社を比較することで、相場感を把握し、悪質業者を避けやすくなるという効果もあります。

また、部屋の写真や荷物量、住所情報など同じ条件を伝えることで、公平な比較が可能です。

何度もお伝えしているように、最低でも3社以上から見積もりを取り、内容を比較しましょう。

訪問見積もりをする

正確な見積もりを取るには、現地訪問による訪問見積もりで確認するのがおすすめです。

訪問見積もりでは、スタッフが実際に部屋を確認し、荷物の量や通路などを細かくチェックします。

写真や動画だけでは分かりにくい、以下のようなポイントも正確に把握できます。

  • 搬出のしにくさ(階段・通路幅など)
  • 汚れや臭い、害虫の有無
  • 処分方法が異なる危険物・大型家具の有無

そのため、大きな間取りや荷物が多い現場では訪問見積もりが必須です。

立ち会いが難しい場合は、鍵預かり・オンライン訪問(ビデオ通話)対応の業者を選びましょう。

安すぎる見積もり業者には注意する

相場より極端に安い見積もりを提示する業者には注意が必要です。

見積もりが安すぎる業者の中には、不法投棄や高額請求、無許可営業といった悪質なケースも存在します。

安すぎる見積もり業者には以下のような特徴があります。

  • 1LDKで3~5万円など相場より極端に安い
  • 見積もりの内訳が曖昧・一式など抽象的な表記しかない
  • 訪問見積もりを拒否する
  • 会社の住所や連絡先・許可番号など基本情報が記載されていないなど

安さだけで選ばず、法令遵守と実績があるかどうかを重視することがトラブル防止の基本です。

業者の口コミ・評判を確認しておく

契約前に、必ず口コミ・評判・実績をチェックしておきましょう。

インターネット上には実際の利用者の声が多く掲載されており、信頼できる業者を見極める判断材料になります。

参考にすべき情報源は以下の通りです。

  • Googleマップや地域ポータルサイトのレビュー
  • 遺品整理士認定協会「優良事業所一覧

「説明が丁寧」「追加請求がなかった」「スタッフの対応が誠実」などの口コミが多い業者は、安心して依頼できる可能性が高いです。

一方で、「遅延」「強引な勧誘」「不法投棄」などの悪評が目立つ場合は避けるのが無難です。

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遺品整理の見積もり料金を安く抑える3つのコツ

遺品整理の見積もり料金は、依頼前の工夫次第で1〜3割程度安く抑えることが可能です。

無駄な費用を減らしつつ、必要な部分だけを効率よく依頼することで、心身の負担も軽くなります。

ここでは、費用を賢く節約するための3つの具体的なコツを紹介します。

  • 自分でゴミを捨て処分する量を減らす
  • オプションを付けすぎない
  • 買取サービスを併用する

自分でゴミを捨て処分する量を減らす

遺品整理の費用の多くは、人件費と処分費で構成されています。

そのため、あらかじめ自分で処分できるものを減らしておくと、見積もり金額を下げやすくなります。

事前に以下のような軽作業を行っておくのがおすすめです。

  • 衣類・雑誌・書類・日用品など回収可能なものを処分
  • 未開封の食品・日用品は、親族や地域の寄付団体への譲渡を検討、または廃棄
  • 家電リサイクル対象品は家電量販店での回収サービスを利用

処分量が1〜2割減るだけでも、作業時間・人員数・トラック台数の削減につながり、見積もり総額を抑えられます。

ただし、重い家具や仏壇など危険を伴う作業は、無理せず専門業者に任せましょう。

オプションを付けすぎない

遺品整理業者では、さまざまなオプションサービスを提供しています。

便利ではありますが、必要以上に追加すると、費用が想定より上がってしまうことがあります。

代表的なオプションと費用目安は以下の通りです。

オプション費用目安
お焚き上げ(供養)5,000〜20,000円
特殊清掃20,000〜100,000円
ハウスクリーニング10,000〜50,000円
害虫駆除・消臭処理5,000〜20,000円

オプションを選ぶ際は、「本当に必要な作業かどうか」を冷静に判断することが大切です。

たとえば、臭いや汚れが少ない一般住宅であれば、特殊清掃は不要なケースもあります。

不要なオプションを省くだけで、総額を1〜3割程度節約できる可能性があります。

業者によっては基本料金に簡易清掃や供養が含まれている場合もあるため、重複して契約しないように注意しましょう。

買取サービスを併用する

遺品整理と同時に、買取サービスを活用するのも節約ポイントです。

家具・家電・貴金属・ブランド品・骨董品など、再利用可能な品を査定してもらえば、実質的な費用を減らせます。

査定額は業者によって異なるため、複数社に見積もりを取って比較するのが理想です。

買取サービスを利用する際は、以下を確認してください。

  • 古物商許可を持つ業者を選ぶ(法的に認可を受けた買取ができる)
  • 査定結果を「明細書付き」で提示してもらう(トラブル防止)
  • ブランド・アンティークなどは専門買取業者との併用も検討する

遺品の中には、家族では気づかなかった価値ある品も多く、捨てずに査定することでさらに金額が大きく返ってくるケースも少なくありません。

買取サービスがある場合は、並行して利用を検討してみましょう。

遺品整理の見積もりでよくある疑問

遺品整理の費用や業者選びについては、多くの人が初めて経験するため、不安や疑問を感じることもあるでしょう。

ここでは、とくに質問の多い3つのテーマを取り上げます。

  • 一軒家での費用相場は?
  • 孤独死の場合の遺品整理の相場は?
  • 遺品整理業者で優良企業の特徴は?

一軒家での費用相場は?

一軒家の遺品整理費用は、間取りや荷物量、地域などによって大きく異なります。

全国的な平均相場は以下の通りです。

間取り相場目安
3LDK15〜50万円前後
4LDK以上20〜70万円前後

地域によって処分費の相場が異なるため、地方より都市部の方が費用が高くなるケースもあります。

そのため、まずは複数社に訪問見積もりを依頼し、「何が料金に含まれているか」を確認することが大切です。

孤独死の場合の遺品整理の相場は?

孤独死の現場では、特殊清掃や消臭・消毒作業が必要になるため、通常の遺品整理より費用が高くなります。

おおよその全国平均は以下の通りです。

間取り相場目安
1K/1DK8〜20万円前後
2LDK以上20〜60万円前後

孤独死のケースでは、遺品整理士資格+特殊清掃士資格を持つ業者に依頼するのが一般的です。

遺品整理と特殊清掃を一括で行うと、見積もり費用を抑えつつ再発防止処理まで完了できます。

遺品整理業者で優良企業の特徴は?

遺品整理は法令遵守と信頼性が求められる作業のため、優良業者かどうかの見極めが重要です。

以下のポイントを満たしている業者であれば、安心して依頼できます。

  • 遺品整理士認定協会の「優良事業所認定」を受けている
  • 見積もり時に「追加費用なし」または「追加条件が明示」を提示する
  • スタッフが丁寧な言葉遣い・配慮ある対応を徹底している
  • 損害賠償保険に加入し、万一の破損や事故にも補償がある
  • 口コミ・実績が豊富(Googleレビューや協会サイトで確認)

とくに、許可や資格を持たずに回収を行う業者は、不法投棄や情報漏えいなどのリスクがあるため注意が必要です。

見積もり前に条件をチェックすることで、安心して依頼先を選べます。

遺品整理なら出張買取サービスがおすすめ

遺品整理を少しでも費用を抑えながら効率的に進めたい方には、出張買取サービスを併用した遺品整理がおすすめです。

出張買取サービス付きの遺品整理業者を利用すれば、家具や家電、ブランド品、骨董品などの価値ある遺品をその場で査定・買取してもらえます。

買取金額を作業費から差し引けるため、実質的な負担額を減らすことが可能です。

とくに以下のような方に適しています。

  • 捨てる前に買取できるものを見てもらいたい
  • 遠方で遺品整理をまとめて終わらせたい
  • 大型家具や家電を自分で持ち出せない

出張買取を行う業者の中には、遺品整理士資格を持つ専門業者も多く、依頼業務をワンストップで対応してくれるため安心です。

遺品整理と同時に買取を依頼するなら、信頼できる出張買取サービス 「URIKO(ウリコ)」 の活用を検討してみてください。

URIKOは、遺品整理の出張買取サービスで、以下の特徴があります。

  • 家具・家電・ブランド品・骨董品など幅広く買取対応
  • お見積もり無料
  • 即日買取対応可能
  • 追加料金0円

遺品整理費用を抑えたい方は、見積もりと同時にURIKOでの無料査定を依頼しておくと、思わぬ買取金額がつくケースもあります。

無料相談は随時可能ですので、まずはお気軽に相談してみてはどうでしょうか。

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