
自宅に眠る骨董品。価値がわからず、処分すべきか売却すべきか、判断に迷う方は少なくありません。
出張買取は便利ですが、どんな業者に依頼するかが重要なポイントです。
業者選びを間違えると、大切な品が不当に安く買い叩かれたり、思わぬトラブルに巻き込まれたりする可能性があります。安心して取引を終えるためには、事前の知識が不可欠です。
この記事では、信頼できる業者の選び方から、査定額を1円でも高くするためのコツ、値段がつきやすい骨董品の特徴、当日の流れまで幅広く紹介します。
さらに遺品整理や生前整理での活用法もわかります。
記事を読めば、悪徳業者を見抜く目が養われ、自信を持って優良業者を選べるようになります。
骨董品の売却を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
【業者選び】骨董品の出張買取で失敗しない4つのポイント

価値のわからない骨董品を安心して任せるには、信頼できる業者選びが最も重要です。
悪徳業者によるトラブルを避け、納得のいく取引をするために、以下の4つのポイントを確認してください。
- 古物商許可の有無を確認する
- 各種手数料が無料か確認する
- 専門性と買取実績を見極める
- 口コミとスタッフの対応で判断する
1:古物商許可の有無を確認する
信頼できる業者を見分ける最低限の条件は、国から「古物商許可」を得ていることです。これは、中古品の売買を事業としておこなうために法律で義務付けられている許可です。
許可を得ている業者は、公式サイトの会社概要などに必ず許可番号を記載しています。「〇〇県公安委員会許可 第〇〇〇〇号」といった表記があるか確認しましょう。
もし許可番号の記載がなければ、その業者は違法に営業している可能性があります。トラブルに巻き込まれるリスクが非常に高いため、依頼するのは避けるべきです。
2:各種手数料が無料か確認する
優良な出張買取業者の多くは、出張料や査定料を無料としています。査定額に納得できず買取をキャンセルした場合でも、費用を請求されることはありません。
公式サイトに「出張料・査定料・キャンセル料」がすべて無料であると明記されているか、事前にしっかり確認することが大切です。
中には、査定後に高額な手数料を請求する悪質な業者も存在します。「無料」の範囲をあいまいにしている業者には注意が必要です。安心して依頼するために、費用の有無は必ず確かめましょう。
3:専門性と買取実績を見極める
骨董品の価値は、専門的な知識を持つ鑑定士でなければ正しく判断できません。そのため、業者の専門性や実績を確認することが不可欠です。
業者の公式サイトで、どのような骨董品を買い取った実績があるかを見てみましょう。具体的な品物の写真や買取価格が豊富に掲載されていれば、信頼できる一つの目安になります。
「大手だから安心」とは限りません。大切なのは、骨董品のジャンルに精通したスタッフが在籍しているかどうかです。売りたい品物と同じジャンルの買取実績が豊富かを確認しましょう。
4:口コミとスタッフの対応で判断する
実際にサービスを利用した人の口コミや評判を確認し、業者の実態を知ることが大切です。良い内容だけでなく、悪い内容にも目を通し、総合的に判断することをおすすめします。
また、電話やメールで問い合わせた際のスタッフの対応も重要な判断材料です。質問に対して丁寧で分かりやすく答えてくれるか、専門知識が感じられるかを確認しましょう。
言葉遣いや態度から、依頼者の品物や気持ちに寄り添う姿勢があるかどうかがわかります。少しでも不安や不信感を抱いた場合は、その業者への依頼は見送るのが賢明です。
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【高価買取】骨董品の価値を1円でも高く売る3つのコツ

ご自宅に眠る骨董品の価値を最大限に引き出すためには、少しの準備が重要です。誰でも簡単に実践できる、査定額を上げるための3つのコツを紹介します。
- 付属品をすべて揃えて出す
- 自分で修理・清掃しない
- 複数の業者から相見積もりを取る
1:付属品をすべて揃えて出す
骨董品の査定において、共箱や鑑定書、作家の略歴が書かれた書類などの付属品は非常に重要です。これらは、その品物が本物であることを証明し、価値を大きく高める要素となります。
たとえ箱がボロボロだったり、紙が変色していたりしても問題ありません。購入時に付いてきたものは、すべて揃えて査定士に見せましょう。
付属品が揃っているだけで、査定額が数万円、場合によっては数十万円以上変わることもあります。品物本体と同じように、大切に保管しておくことが高価買取につながります。
2:自分で修理・手入れをしない
骨董品を綺麗に見せたいと思うかもしれませんが、ご自身での修理や過度な手入れは避けるべきです。専門知識がないまま手を加えると、かえって品物を傷つけ、価値を下げてしまう可能性があります。
骨董品の価値は、作られた時代から経てきた時間や、その過程でついた汚れなども含めて判断されます。鑑定士はそれらの要素も総合的に評価します。
査定に出す前のお手入れは、柔らかい布で表面のホコリをそっと払う程度で十分です。判断に迷う場合は、何もせずそのままの状態で専門家に見てもらうのが最も安全で確実です。
3:複数の業者から相見積もりを取る
適正な買取価格を知り、損をしないためには、複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」が不可欠です。1社だけの査定では、提示された金額が高いのか安いのかを客観的に判断できません。
手間はかかりますが、最低でも3社程度の業者に査定を依頼し、それぞれの買取価格と対応を比較検討することをおすすめします。
一番高い査定額を提示した業者に売るのはもちろん、他社の査定額を伝えることで価格交渉がしやすくなる場合もあります。これは、納得のいく取引をするための最も確実な方法です。
【買取対象】値段がつきやすい骨董品の種類と特徴

「ただの古いガラクタかも」と思っていても、思わぬ価値が眠っている場合があります。値段がつきやすい骨董品の種類と特徴を紹介します。
- 掛け軸・絵画
- 陶磁器・焼き物
- 茶道具・武具
掛け軸・絵画
掛け軸や絵画の価値は、作者が誰であるかによって大きく左右されます。有名な作家の作品であれば、高額査定が期待できます。作品の隅にあるサインや落款が、作者を特定する重要な手がかりです。
たとえ作者がわからなくても、描かれた年代や画法、使われている素材などから価値が見出されることもあります。
シミや破れ、日焼けなど、状態が悪くても諦める必要はありません。歴史的価値や希少性が認められれば、高値で取引されるケースも少なくありません。まずは専門家に見てもらうことが重要です。
陶磁器・焼き物
お皿や壺、花瓶といった陶磁器は、器の裏側(高台)にあるサインや銘が価値判断のポイントになります。ここに、作者の名前や作られた窯元の印が記されていることがあります。
人間国宝などの有名作家や、歴史ある窯元の作品は特に高価買取の対象です。付属品の共箱があれば、さらに価値は高まります。
少しの欠けやヒビがあるからといって、無価値とは限りません。希少な作品であれば、修復歴があっても高値がつくことがあります。専門家の目でしっかりと価値を判断してもらいましょう。
茶道具・武具
茶碗や茶杓、鉄瓶といった茶道具は、どの流派で使われていたかや、家元の書付(箱書き)があるかで価値が大きく変わります。付属品の仕覆(しふく)や塗箱なども重要な査定ポイントです。
また、刀剣や甲冑、火縄銃などの武具は、美術品としての価値が高く評価されています。特に刀剣を売買する際は、都道府県の教育委員会が発行する「銃砲刀剣類登録証」が必ず必要になります。
これらの品物は、誰が所有していたかという由来も価値に影響します。わかる範囲で情報をまとめておくと、査定がスムーズに進むでしょう。
骨董品買取りおすすめ業者|東京で口コミ評判の良い「買取のURIKO(ウリコ)」
骨董品や貴金属、ブランド品を売りたくても、初心者の方は「信頼できる業者がわからない」「安く買われてしまうのでは」と不安な方もいるでしょう。
そのような方は、買取のプロであるURIKO(ウリコ)にお任せください!
URIKOは実績豊富な買取業者です。どんな状態でも、ブランド品なら何でも買取可能。中間業者を挟まないため、大手事業者よりも経費がかからず、お客様の品物を高く買い取ることができます。
また、品物の査定・見積もりは全て無料で行います。簡単に料金を教えてほしいという方は、LINEでの見積もりも承ります。
店頭にいらっしゃるのが難しい場合は、出張買取も可能です。出張費用やキャンセル費用も頂いておりません。
Googleでの口コミでは、以下のような高評価をいただいております。
四ツ谷駅と四谷三丁目駅の中間くらいにある遺品整理/出張買取 URIKOさん。初めて、買取業者さんを利用しましたが、対応が親切で安心しました。他の買取業者さんにも行ったのですが…比較しても、遺品整理/出張買取 URIKOさんに行って良かったです。(ちなみに、査定は遺品整理/出張買取 URIKOさんの方が、高かった)思い入れがある物もあったので、接客が丁寧なのは、気持ち的に嬉しく思いました。引用:Google口コミ
何年も着けてなかった腕時計がいくつかあり、2〜3ヶ所買取専門業社に伺って鑑定してもらいましたがあまり納得のいく値段にはならなかったので、URIKOさんに依頼しました。自宅にて腕時計3本ほど鑑定してもらい、1本だけ他店と同じ金額でしたが、他の2本はかなり納得のいく金額だったので、その場で全て買い取ってもらいました。どうせならと全然使ってなかった時計以外のブランド物もゴッソリと鑑定してもらい、「流石にコレは値段つかんやろ?」って物が意外と値段ついたりして、面白かったです
引用:Google口コミ
買取をして欲しいブランド物が数点あり、4店舗程回って1番高いので決めさせていただきました。担当の小野寺さんがお話がしやすいお人柄で接客も気持ちが良かったです!査定に入り、丁寧に説明もしていただきとてもわかりやすかったですまだ家にどうしようか迷っている物があるのでまたご縁がありましたら次は出張買取で利用しようと思います!
引用:Google口コミ
買取り以外では、遺品整理やゴミ屋敷の清掃、不要品回収、害虫駆除やハウスクリーニングなどのサービスも用意しており、お客さまの状況にあわせた対応が可能です。
家の片付け費用と買取価格を相殺できるため、遺品整理も検討の場合もぜひ一度相談ください。
【利用の流れ】骨董品出張買取の申込から入金までの手順

初めて出張買取を利用する方でも安心して進められるように、基本的な流れと注意点を解説します。
- STEP1 問い合わせと訪問日の調整
- STEP2 自宅での訪問査定
- STEP3 査定額の確認と契約・支払い
- 査定当日に買い叩かれないための注意点
STEP1 問い合わせと訪問日の調整
まずは、気になる買取業者の公式サイトにある問い合わせフォームや電話で連絡を取ります。このとき、売りたい骨董品の種類や点数、希望の訪問日時などを伝えます。
業者から折り返しの連絡があり、具体的な訪問日時を調整します。不明な点や不安なことがあれば、この時点で遠慮なく質問しておきましょう。
スムーズな査定のために、品物が置いてある場所や状態について聞かれることもあります。わかる範囲で正確に伝えることが大切です。
STEP2 自宅での訪問査定
約束の日時になると、専門の査定士が自宅を訪問します。査定士が品物を一点一点丁寧に確認し、価値を評価していきます。
査定中は、そばで見ていても問題ありません。品物の由来や、どのようにして手に入れたかなどの情報を伝えると、査定の参考になることがあります。
査定にかかる時間は、品物の数や種類によって異なります。数点であれば15分から30分程度、大量にある場合は1時間以上かかることもあります。
STEP3 査定額の確認と契約・支払い
すべての品物の査定が終わると、査定士から買取価格が提示されます。このとき、なぜその金額になったのか、査定額の根拠を一点ずつ丁寧に説明してくれる業者が信頼できます。
提示された金額に納得できれば、契約成立です。買取契約書にサインをし、その場で現金にて代金が支払われるのが一般的です。運転免許証などの本人確認書類が必要になるので、事前に用意しておきましょう。
もし金額に納得できなければ、その場で売る必要はありません。きっぱりと断っても、キャンセル料などを請求されることはありませんので安心してください。
査定当日に買い叩かれないための注意点
査定当日は、冷静な判断が求められます。まず、査定士に品物をすべて見せる前に、相見積もりを取っていることを伝えておくのも一つの方法です。競争意識が働き、より高い査定額が期待できます。
また、査定額の根拠を必ず質問しましょう。「これは〇〇という作家の作品で、市場価値は〇〇円ですが、傷があるのでこの価格になります」といった具体的な説明を求めることが大切です。
そして最も重要なのは、その場で即決を迫られても焦らないことです。「今決めてくれれば、この金額で」といった言葉に流されず、少しでも納得できなければ「一度考えます」と保留する勇気を持ちましょう。
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【遺品整理・生前整理】出張買取の利用方法

遺品整理や生前整理は、精神的にも肉体的にも大きな負担がかかる作業です。
出張買取を利用することで、その負担を軽減できます。買取と処分の同時依頼や、気持ちに寄り添う業者選びがポイントです。
買取と処分をまとめて依頼する
遺品整理や生前整理では、骨董品以外にもさまざまな不用品が出てきます。買取業者の中には、値段がつかなかった品物の処分まで一括で引き受けてくれるところがあります。
買取と処分を別々の業者に依頼する手間が省けるため、時間と労力を大幅に節約できます。貴重な品は現金化し、不要なものは適切に処分することで、効率的に片付けを進めることが可能です。
ただし、家庭ごみの処分には「一般廃棄物収集運搬業許可」が必要です。業者がこの許可を持っているか、事前に確認しておくとより安心です。
気持ちに寄り添ってくれる業者を選ぶ
遺品は、故人が大切にしてきた思い出の品々です。単なるモノとしてではなく、故人の想いが詰まった大切な品として丁寧に扱ってくれる業者を選びましょう。
遺品整理士などの専門資格を持つスタッフが在籍している業者は、遺品整理に関する知識や経験が豊富です。依頼者の気持ちに寄り添い、供養や形見分けの相談にも乗ってくれることがあります。
問い合わせ時の対応や査定士の人柄から、信頼できると感じられる業者に任せることが、後悔のない遺品整理につながります。
【Q&A】骨董品の出張買取に関するよくある質問

骨董品の出張買取について、多くの方が抱く疑問や不安にお答えします。
価値が不明なものや、1点だけでも出張査定は可能ですか?
価値がまったくわからない品物や、1点だけの場合でも、出張査定を依頼することは可能です。多くの買取業者は、品物の数にかかわらず対応してくれます。
「こんなものが売れるはずない」とご自身で判断せず、まずは専門家に見てもらうことが大切です。思わぬ品に高値がつく可能性も十分にあります。気軽に問い合わせてみると良いでしょう。
出張買取と店舗への持ち込みは、どちらがおすすめですか?
品物が大きい、重い、数が多い、壊れやすいといった場合には、自宅まで来てもらえる出張買取が断然おすすめです。運搬の手間や破損のリスクがありません。
一方、品物が少なく持ち運びが簡単で、近所に信頼できる店舗がある場合は、持ち込みも一つの方法です。その場で現金化できる点は出張買取と同じです。ご自身の状況に合わせて便利な方法を選びましょう。
値段がつかなかった骨董品は、処分もお願いできますか?
値段がつかなかった品物の処分に対応してくれる業者は多くあります。ただし、処分には別途費用がかかるのが一般的です。
業者によっては、買取と処分をまとめて依頼することで、処分費用を割引してくれる場合もあります。査定を依頼する際に、買取不可だった場合の処分についても相談しておくとスムーズです。
査定の際に本人確認書類はなぜ必要なのでしょうか?
出張買取で品物を売却する際には、運転免許証や健康保険証、マイナンバーカードなどの本人確認書類の提示が法律で義務付けられています。
これは「古物営業法」という法律に基づくもので、盗品の流通を防ぐ目的があります。信頼できる業者ほど、このルールを徹底しています。忘れずに準備しておきましょう。
家族に知られずに売却することはできますか?
プライバシーへの配慮を徹底している業者がほとんどですので、ご家族に知られずに売却することは可能です。
秘密厳守を希望する場合は、問い合わせの際にその旨をはっきりと伝えておきましょう。
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まとめ
本記事では、骨董品の出張買取で失敗しないための業者選びのポイントと、価値を最大限に引き出すためのコツを解説しました。信頼できる業者を自らの目で選び、正しい知識を持って準備することが、納得のいく売却につながります。
まずは、ご自宅にある骨董品の付属品を探し、無理に掃除しないことから始めてみましょう。
そして、この記事で紹介したポイントを参考に、気になる業者を2〜3社リストアップし、問い合わせてみることをおすすめします。
記事の内容を参考に自身に合う骨董品買取業者を探してみてください。